Achievements

実績

日アフリカ・ビジネスウーマン交流セミナー

アプローチ
地域
SDGs ジェンダー平等を実現しよう
クライアント 独立行政法人国際協力機構(JICA)

ビジネスウーマンを取り巻く厳しい環境

持続可能な経済成長のためには、女性がそのチカラを最大限に発揮し、男性も女性も平等に経済活動へ参画できる社会をつくる必要があります。しかしながら、日本だけでなく、アフリカ諸国でも、女性は融資、市場、ネットワーク、社会サービスなどは利用しづらく、文化的にも「ビジネスは男性と世界」と考えられているため、女性が起業し、ビジネスを拡大する際に多くの障壁を乗り越える必要があります。

 

横浜発の女性企業家支援

2013年6月に横浜市で開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD V)では、女性のこのような課題に対応するため、横浜市とJICAが連携し、「日アフリカ・ビジネスウーマン交流セミナー」を実施しました。この研修では、日本における女性企業家支援などの取り組みを学ぶとともに、アフリカからの参加者と日本の女性企業家の間での意見交換を通じて、各国での取り組みを強化することを目的としており、まさしく、SDGs 5のターゲット5.5でめざす「政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参加および平等なリーダーシップの機会を確保する。」に貢献する活動です。

当社は、2013年以降、アフリカ18カ国、約80人の女性企業家と女性の起業と女性企業家支援に関わる行政官向けの研修を実施しています。

 

「共創」:日本とアフリカ、アフリカ間での学び合い

この研修で当社が力を入れているのは、「共創」、つまり、日本人とアフリカの研修員間の学び合い、そして、研修員間の学び合いです。研修では、スタッフの育成、品質管理・生産性向上、商品開発、パッケージング、マーケティングなどさまざまな課題について意見交換がされ、私達が議論を止めるのに苦戦するほど白熱します。

あるワークショップに参加したアレルギーフリーの菓子を製造・販売する日本人女性企業家は、ビジネス拡大のために従業員の雇用を検討していました。「貴女のビジネスの価値は、菓子のレシピ。その秘伝のレシピは絶対に従業員には教えてはいけない、教えたらビジネスの存在意義がなくなる」とアドバイスを研修員より受けました。従業員を雇えば、それだけ多く生産できると思って簡単に考え過ぎていたことに気づき、有益な助言をもらったと言います。同様に、アフリカの女性企業家からも「これまで自分の信念だけでビジネスをしてきたけれど、今回、こんなにも沢山の同士と出会え、自分のメンターとなるような人に出会え、多くの刺激とアイディアをもらった」とびっしり書かれたノートを見せてくれ、帰国したらすぐに実行に移すと話してくれました。

 

チーム指導をとおした学びをアクションに!

研修を実施する上で、私達はチーム指導を心がけています。当社にはさまざまな専門性を持つコンサルタントがおり、ジェンダー専門家だけではなく、中小企業診断士、仏語圏アフリカや英語圏アフリカで豊富な業務経験を有する人材も多く在籍しています。さまざまな視点で指導ができるコンサルタントを適宜配置し、日本の経験だけでなく、アフリカでの経験も含め、研修員が自国での女性企業家支援の取り組みをいかに強化するか一緒に考えます。

あるアフリカの行政官は、「女性企業家がこんなにも多くの課題に直面して日々奔走していることを全く知らなかった。行政が出来ることには限界があるが、帰国したら最初に同僚と女性企業家たちのグループと会合をもちたい。行政と女性企業家が一緒にタグを組むことこそがビジネスウーマンの環境改善につながると思う」と力強く発言してくれました。私達もそう信じ、帰国後に届く研修員からの成果報告を楽しみにしています。

本件に関する外部リンク先 
https://www.jica.go.jp/topics/news/2014/20150304_02.html

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